兄妹
兄が私の家のそばまで来たので、預かってた物を渡した。二人とも夕食がまだだったので、一緒にラーメンを食べた。用事はそれだけで済んだのだが、話がしたかったのか、兄はまだ帰る気配がなかった。それで、なぜかラーメン屋の後にマックに入り、二人でシェイクを飲んだ。 二人で顔を向かい合わせてしゃべるなんて、昔の私たちでは考えられなかった。小・中学生の頃は兄にはよく虐められ、殴ったり蹴られたりもした。私も兄もお互いのことが嫌いだった。 でも、こうして年を取ると穏やかな気持ちになるのか、いつのまにか普通に接するようになった。ただ今でも落ち着かない雰囲気は残っているが・・・。あんなに憎みあってた二人が今はこうして談笑してるなんて、気持ち悪い、とも思うのだ。 何はともあれ、正常なコミュニケーションをとれるようになったのは嬉しいことである。