ひとつの夜
2000.6.7
夏の夜が好きだ。夏の夜、外に出て少し涼しい風に当たると、なにかちょっと心地よい胸騒ぎがする。 近所では、人々も遅くまで外を歩いている。Tシャツ姿で、サンダルで。そんな開放的な雰囲気が好きだ。 家々の明かりがまだ灯されてるのを見ると、安心する。浴室のそばを通ったのか、石鹸のいいにおいがする。台所で後片付けをする音が聞こえる。そこから家族の声が聞こえてくると、どうしようもないせつないような気分になる。それぞれの家に家庭があり、それぞれの生活を送っている、という当たり前のことが大切に思えてくる。 大切なものは意外と身近にあるものなのだろう。
コメントを残す